2008年09月23日
後悔・・・

「『日本人の先生だと日本語が通じるから安心ですよ』と言われてつい入会した事が、今はもう残念で残念で。
子供の1番大切な時期だったのに。」
営業の人にそう言われて、つい入会したスクールでの2年間が悔やまれると嘆くのは、昨日のお問い合わせの電話の方。
満3才〜4才の時代を、日本人の先生について英語を習ったが故に、悲しいかなカタカナ発音が染みついてしまっているという。
英語が堪能なワケではないママにさえ、はっきりわかるカタカナ発音だとか。
生まれてからできるだけ満2才〜3才までに、
どれだけ遅くとも満5才〜6才が来るまでに、たっぷりときれいな発音の英語を耳に入れておく事。
そして、それをたっぷり口まねする事。
それが後々に発音で苦労しない秘訣のひとつだから、お気の毒だけれど、確かにそのチャンスをかなり逃してしまっている。
ネイティブの先生だと英語ばっかりだから、子供がわからない、と言われたのだとか。
英語教育のプロには、あり得ないセリフだ。
子供の時は誰でもみんな言葉の天才だから、英語ばっかりのレッスンに何の困難もなくどんどんついてくる。
そもそも、みんな赤ん坊の時には、日本語を何語にも訳さずに身に付けたではないか。
もちろん、講師達は、英語で英語を教えるという特殊な指導法を駆使できなければいけないから、それだけの工夫と技術を求められるので、誰にでもできるワケでは、ない。
英語ばっかりだから、英語でそのまま考える力がつく。
英語ばっかりだから、先生の言う英語がわかった喜びが大きい。
英語ばっかりだから、楽しさが学習意欲につながる。
本物を学ぶ事の財産は、小さくない。
日本語を学ぶのなら日本人。
英語を学ぶのには、アメリカ人。
だって、今の大人の大半が、
日本人の先生だけに習って、しゃべれない結果になったんでしょう?
日本人の先生相手に会話の練習したって、
相手に自分の言った英語が通じた喜びなんて、ないじゃない?
文法を習うのだったり、
細かい翻訳方法を習うのなら、日本人の先生に日本語で解説してもらいながらのレッスンの価値があるけれど、
事、英会話に限るなら、ネイティブに習う以外の方法を選ぶ理由は、あり得ない。
Posted by みーせん at 08:00│Comments(0)
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