2009年02月05日
筆記体が書けないアメリカ人って??? 〜5〜

思えば、日本人の生活の中にワープロが浸透するには、
驚くほど時間がかかったのでした。
アルファベット圏の国々には、
第2次世界大戦のはるか前にワープロの前身が登場しています。
タイプライターでもわかるように、
たった26文字のアルファベットを機械に作り込むのはそう難しいコトではなかったからですね。
ところが、日本語の場合は、
漢字という膨大な数の文字を使うという言語の特性が手かせ足かせとなりました。
歴史上、そう長くはない期間ですが、
和文タイプライターという機械が存在していた時代はありました。
今の若い人達には想像もできないだろうな。
ある意味、本当に高度な機械でしたね。
何しろ、山ほどの数の漢字、
しかも、ひとつひとつの漢字が、アルファベットとは比べ物にならないくらいの複雑で入り組んだ形の文字です。
「タイプライター」と言う限りは、
カーボンテープを叩きつけてその形を印字するワケですから、
その文字の形の金物のキーが存在しないと事は進みません。
いわば、文字の形のハンマーです。
和文タイピストは、
この小さなハンマーを駆使して、パンパン打つのです。
必要に応じて、文字を選びながら打って行くのですね。
このハンマーの柄が、細長くてきゃしゃなので、折れやすいのです。
しかも、高速でパンパン打つと、
先に打つ為に飛び出したハンマーがまだ収納部分に戻り切ってないのに、
次のハンマーがもう飛び出してる。
その勢いで、前後のハンマーが絡み合って折れたりする。
たった26文字の2倍しかない数しか必要ない言語の文化から発達した機械、タイプライター。
それで打った文書を公式文書とする文化と対等に付き合う。
その為に、日本語ででも同じように見せる文書が作れる機械を作ってしまった昔の日本人には、感動の一言です。
なにしろ、常用漢字だけでもとてつもない数の漢字とひらかな、カタカナを必要とする言語なんですから。
こういう所に、日本人の生真面目さと一所懸命さを感じて、明治大正を生き抜いて来た時代の人々がいとおしくてたまらなくなります。
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Posted by みーせん at 09:00│Comments(2)
│英語ミニ知識講座
この記事へのコメント
それは驚き

Posted by とおりすがらずぅ at 2009年02月05日 12:16
とおりすがらずぅさん、
でしょ?! ('-'*)♪
でしょ?! ('-'*)♪
Posted by みーせん
at 2009年02月05日 23:00
