2018年07月16日
バンゴウって何???

英語で雑談をしていると、
実は一般常識や教養として、自分も当たり前に知っているのに、
英語でどう言うのかを知らないというだけの理由で、
相手の言った事を知らない事として話が進んでしまう事があります。
それはたとえば、歴史上の偉人や、
芸術家などの人名、
そして有名な史実、
世界の都市名、
古典文学やその作家名、
名作映画、
政治家や有名人で英語圏以外の人達の名前、
などなど、私達がカタカナで表記して知っている名前とは違った音で表現されている事が多いからです。
日本の義務教育の平均レベルは、世界的にも十分以上に高いのに、
平均的に英語でしゃべる時にはあまり流暢でない人が多い上に、
「常識レベルの教養があれば誰でも知っている人名」などが話題に出てもまったく知らない様子でポカ~ンとしてしまっていると、
相手から見ると、まったく教養のない人に見えてしまいかねないのです。
ジェムスクールでは、そういう事を起こさないように、
子供達のレッスンででも積極的にそういう言葉や人名、地名、作品名などを取り入れています。
バンゴウ?
典型的な上記の例のひとつです。
これ、芸術家の名前なんですけれど、わかりますか?
実は、私達は彼の事を「ゴッホ」と呼んでいます。
ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ
というのですが、英語圏の人達は真ん中と後を使って呼ぶのですね。
そして、その中の「ゴッホ」という部分の最後の”h”は英語読みでは発音しないので、
「ヴァン・ゴウ」
となるってワケです。
これって、たったそれだけの事に見えて、
実は日本人がとっても大きくソンをしている部分の中でもあなどれない割合を占めているのですが、
多くの英会話スクールではあまり重要視していません。
でも、ジェムスクールでは、こういう小さいことひとつからも、
丁寧にレッスンしています。
英語でしゃべる時に、等身大の自分を表現できる人、
ただでさえ外国語でのコミュニケーションなのに、
不必要に無教養のように見えてしまって誤解される事などなく、
対等に話せる人を育てたいからです。
なぜこんな事が起きるか、
なぜ、日本人がこういう部分でソンをしてしまうのか、
その構造は、また日を改めてお話をしますね。