2007年03月04日
mustache on his lip
辞書に載っている意味は 万能ではない
言語というのはその個々の文化の歴史をバックグラウンドにして作り上げられてきた物なので、
一見簡単な誰でも知っているような単語でも、
その単語の守備範囲というか、 意味している範囲が ぴったりと一致しているような単語はなかなかない
例えば、一見誰でも知っていると思っている単語
”hello”
こんな簡単な単語でさえ、
「こんにちは(おはよう、今晩は)」
「(電話で)もしもし」
など、みんながすぐ思い付く意味以外にもまだまだいっぱいある。
たとえば、 話をしている相手が上の空でぼんやりしていて、
自分の話を聞いてくれてないようすの時などに 目の前で 手を振って
"Hello"
見知らぬ人にどうしても声をかけないといけない時も
”Hello”
決して 「こんにちは」ではない
おうちへ帰って 「ただいま~」の代わりも
"Hello!"
果ては、家族同士 家庭内ですれ違っても
"Hello"
えええええ~っ>(・_・ 三・_・)って感じですね
そんな意味で日本人の思い浮かべる意味と ホントの意味が
ビミョ~に違ってて びっくりする表現がこれ
He has his mustache on his lip.
lip = 唇
典型的な和訳の意味だけが 頭に入ってたら
こんな表現をサラッと言われると
結構ギョギョッヽ(*'0'*)ツとする
赤い唇の上に ごわごわのヒゲがもじゃもじゃといっぱい
実は lip という言葉は、赤い部分だけをいうのではない
わかりやすいイメージでいうと、
唇をつまんで引っ張ると 動く部分までを含んだ口のまわりの筋肉
俗に言う 「ハナの下を長~くする」という時の 「ハナの下」部分も lip
そして、 上と下とで ふたつでワンセットなので、 複数で使う事が多い
外国語を学ぶのに
なにがしかの形で 訳するという事は避けられないけれども
できるだけ 単語=和訳 というスタイルに頼り過ぎないようにしたい
ジェムの英会話クラスで育った子供達は
英語で英語を学ぶという環境でいるから
その点は言葉のセンスがそのまま入っていて
見ていて 安心感がある
単語力
たかが単語力 されど単語力
Posted by みーせん at 11:08│Comments(0)
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