2007年02月25日
英語子育てのワナ
ジェムスクールが生まれた1981年。
その頃は、早期英語教育の効果についての一般的な反応は半信半疑という程度だった
日本語と同じように 小さい子供の頃から英語に囲まれて育ったら、
苦労なく身に付くという事をわかって下さる方々はそう多くなかった
今、そういう意味では 一般のお母様方の英語教育への理解は驚くほど進んでいる
英語子育てを楽しんでいらっしゃるお母様方も多い
私達ジェムスクールは そういうお母様方にとって
単に英語のレッスンを提供するという所としてだけでなく
英語教育や英語学習のいろんなご相談にのって差し上げたり
子育てそのものを 応援して、
子育てに関する悩みをさりげなくサポートする立場であろうね、
といつもスタッフと話している
そんな中で 最近の傾向として 少し気になる事がある
それは 「一生懸命過ぎる事」
一生懸命である事そのものは もちろん良い事にはちがいない
まじめに子育てしているお母さん方が陥りやすいのもツライ
よちよち歩きのかわいい我が子が たどたどしく日本語をしゃべり始めた時に
厳しい先生のように 一字一句を覚えているか テストしてみたり
小さな言い間違いを 一言一句言い直しさせたり
誰もそんな事しない
それは 特に意識はしていないけれど
そんな事はしない方がいいって何となく知ってるから
なのに、 英語にはついついしてしまう
それはきっと、 やっぱりまだまだ
英語は勉強の1種だ
っていうイメージ、意識を持ってるからだと思う
確かに、学校で習うものだし、
お勉強には違いないのだけれど、
せっかく幼い時に英語に接するチャンスがあふれているのなら、
それより もっと別の意識に切り替えてあげて欲しい
英語は コミュニケーションの道具なだけ
遊ぶ時、
おやつを食べる時、
兄弟げんかする時、
子供達の生活の中で
いろんな場面で 自然な形でのコミュニケーションの道具として
自然なものとして認識して欲しい
家庭内にはアメリカ人はいないけれど
親子や 兄弟で 英語ごっこして 楽しく遊んだり
レッスンやイベントの時に ジェムの先生達とおしゃべりしたりして
道具として 楽しむ為のもの
そういう目で見直すと、
肩の力がすぅ~っと抜けて
楽しく英語子育てができるはず
そして、 実はそれが一番成果があがる 英語子育ての方法
一生懸命が罪になって
子供を追い詰めてしまう事がないように
お母様方の 英語子育てをサポートしていくのが
私達日本人スタッフの 大切な役目
そして、 とてもうれしい事に
私達の接するお母様方は 熱心に 私達のアドバイスを聞いて下さる
子供達に なによりいい事をしてあげたいという思いが共有できている実感がある
英語のレッスンを提供するだけの場所ではなく
ひとりの人間を育てるという お母様方の 大切な大仕事を
英語という分野を担当して 一緒に協力している
そんな一体感が 心地よい
単なる英語教室ではなく
そういう存在だと頼って下さるお母様方に
私達も 育てて頂いている
Posted by みーせん at 20:32│Comments(0)
│教育 〜私達の役目と手法〜