2017年06月28日
私も一緒に産んだ気分♡

忘れもしない、去年の11月。
「センセ〜、ちょっとおなかが痛い気がするんで、
夕方から後の業務を代わってもらえませんかぁ〜?」
なんとのんびりとした声で掛かってきた妊婦スタッフ(当時)、
いのちゃんからの電話
本人は、いたってゆっくりと、
「夜の最後のレッスンまではちょっとしんどいかも、と思って〜」
などという表現だったのですが、
彼女は当時まだまだ妊娠初期の初期。
つい数日前におめでたが判明しばかりという頃。
聞いた私の方がゾッとする緊急事態の可能性を感じて、
「仕事してる場合じゃないよ❢
後は私が全部するから、とにかくすぐに病院へ走るんよ❢」
電話で叫びながら、なにもかもの予定をすっ飛ばして、
すぐ事務所を飛び出した事を昨日のように思い出します。
案の定、病院までタクシーを飛ばして到着するなり、
個室の病室内にあるお手洗いまでさえ歩くのを禁止される状態に。
幸い、その後しばらくしてからは順調な妊婦さんだったとはいえ、
私達はずっと、心配し続けたものでした。
だからこうして、
いのちゃんから無事出産の知らせが届いた時には、
まるで自分が一緒に産んだ気分で、
本当に、よくぞこうして会えたものよ、とウルウル感動が止まりませんでした。
去年に続いてこうしてまたスタッフに家族が増える。
ジェムという大きな家族のメンバーが増える。
産休を経て、育休に入り、
あかちゃんとの蜜月を堪能したら、また仕事に復帰したいと希望してくれている。
こうして、幸せに、自分の働きたい形で活躍してもらえる職場を作ってきた喜びを、
生まれたての小さな命に癒やされるというかけがえのないご褒美として受け取ってきました。
何の大きな制度より何より、
会社が、今よりほんの少し多く、一緒に働く仲間に愛情を注ぐだけでいい。
そしたら、こんな会社が増えるのにな。
働き方改革、って言うけれど、
それより、ホントはもっと人としての自然体に戻ってみたら良いだけ。
経営者が、頭を切り替えるだけでできる事、って多いのにな。