2018年02月05日
アメリカと日本、教師の日常の違いにたまげたっけなぁ〜

《P家、第3号クン、表情が豊かで家族みんなの心をワシづかみ中

最近になってやっと、
学校の先生達の勤務状況が結構大変なブラック状態である事をなんとかしなければ、
という話題が俎上に上がってきましたね。
私がアメリカの小学校で教師をしていた時に、
あまりにもその差の大きさに驚いたのが、その働き方でした。
そもそも、平日、子供達が下校した後の校舎って、
もう3時を過ぎた頃には、先生達の姿はほとんどありません。
さっさと帰っちゃってるのです。
そんなので仕事ができてるのか、って?
そんな心配はまったく不要。
それはナゼかというと、先生達は純粋に、教師としての専門分野である「教える」という職務だけに特化して集中した仕事ができる環境だから。
給食代や遠足のバス代の計算、集金などという、「教える」仕事以外の事は全部事務所で担当しているのです。
また、もうひとつ、大きく違うのが、その「教える」という職務が、更に細分化されている事。
先生達は、担任する学年が決まっているのです。
小学校3年生を教える先生は、去年も、今年も、来年も、ずっと3年生ばかりを教えます。
小学校敎育のカリキュラムの中の、自分の担当する学年部分だけについて、スペシャリストになるのです。
授業で使う教材研究や作成も、毎年使うので、本格的な充実した教材を作り込む事ができるし、
毎年、それを更に充実させたり、追加や改良を加えたりする余裕もあります。
初対面の人が職業を学校の先生だと答えると、相手は必ず「何年生を教える先生なの?」という会話になります。
何でもアメリカが良いとはまったく思いませんが、
学校の先生達の働き方がここまで違うのを見ると、
この学年スペシャリスト方式、という仕組みでかなりの事が解決できるのではないかなぁ、と思います。
授業の質も高くなるので、子供達にとっても良い気がするんだけどなぁ。。。
Posted by みーせん at 07:38│Comments(0)
│異文化な日々
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