2021年04月05日
英会話と学習塾のジェムスクールとしてのミッション 〜どれだけ求められても全国展開をしないのはなぜ?〜

(4/4のつづきです)
ジェムスクールの創立は1981年。
まだ幼い子供達が英会話のレッスンを受けるという概念が一般化されてはなく、
大都市でも子供の英会話スクールは珍しく、
あったとしても大人の英会話レッスンをそのまま子供達相手に行うので子供達には気の毒なほどつまらないモノだったし、
ましてや私達の本拠地、香川県の西端の田舎町にはあるはずもない、という時代。
幼児さん達が楽しく英会話を学べる教室ってこの地域にはない

じゃぁ、ないんだったら私が作ろう!
地方だから、都市部より教育環境が劣るなんていう事が起こってはいけない。
私達がこの地域の民間教育の充実のお役に立とう!
そして、都市部にもないほどの充実した学び場を作ろう!
こうして香川県と愛媛県の県境に陣を張った私達。
地域最大級の規模になるのはあっという間でした。
全国の英会話スクールを熟知する人達がジェムの質の高さに驚いたり、
数々の大きな賞を頂いたりして、
全国から見学にいらしたり、逆にこちらから意欲のある同業者さんを指導に行ったりするように。
さまざまなメディアからの取材を受ける中、
また生徒・保護者のみなさん、特にお引っ越しのみなさんから、
東京にも教室を、大阪にも、せめて岡山は?などと、教室展開を懇願され続けてきました。
確かに、ビジネス的には、地方である程度成功したら、次は大都市へ、というのがセオリーですね。
でもね、私達は本拠地をちょっと大きめの地方都市部へ移す考えさえないのです。
ジェムスクール本部のある観音寺市って、四国の中でも、いやいや香川県の中でも相当田舎。
でもね、大昔じゃあるまいし、田舎から最先端の教育を発信するってコト、可能だもの。
ただ、もちろん理由はそこじゃなくって、時間的距離、です。
10年以上前からアメリカ事務所とオンラインでつないだテレビ電話会議を駆使していたジェムなんだけれど、
同時にアナログの大切さも熟知、かつ重要視していて、
今でも毎週半日を費やしてすべての講師達が本部に集結する時間を大切にしているのです。
集まって何をするのかの詳細はここでは明かせませんが、
重要な技術継承など、この時にしかできない事が山ほどあって、常にとても大切な時間になっています。