2022年02月09日
大学入学共通テストの英語、もちろんカンタンじゃないのに、ジェムっ子にはこんなにカンタンなその理由

(2/6、2/8のつづきです)
旧来型の受験勉強だけを頑張ってきたのでは役に立たない、という事は
もう、2年前の英語教育改革前からわかっていたにしろ、
やっぱり公教育だけではなかなか対策もカンタンではなく、
大学入試では苦しんだ受験生が大量に出ていましたね。
ところが、英語脳・英語耳を持っているジェムっ子達には楽ちんだったという感想がゾロゾロ。
そこで、その理由を、印象だけではなく、実証してみたお話でしたね。
まず、今回お話をするのは英語脳の大活躍についての実験です。
英語脳がある、つまり英語を読んだり聞いたりしている時に、それを英語のままで理解している、という作業ができているのが英語脳を持っている人。
その間、英語しか頭の中には出てきません。
日本語に訳して理解するのではないのです。
日本語の文章を読んでいるのと同じ作業が、ただ英語で行われている、という事で、
彼らにとっては、英語を読んでいるのに日本語を読んでいるのと同じなんですね。
そこで、大学入学共通テストの長文問題を日本語に訳した物を、小学高学年生達に解いてもらいました。
すると、日本語とはいえ結構難しい言葉も入っているのですが、
どの子もほぼ満点に迫る結果となりました。
これでわかるのは、英語脳があれば、その英語力はアメリカの小学6年生の「国語力(=英語力)」あたりだという事ですね。
そして同時に、逆から見ると、英語脳がない子ども達にとっては、小学6年生の国語レベルの英語を読み解くのはカンタンじゃないこと。
なにしろ、時間制限もあるのでそうゆっくりも読んでられませんしね。
そこで、改めて小学6年生の国語の教科書の「長文」を読んでみますと、
実はもうかなりな国語力が必要なレベルだというのを実感することと思います。
ちょっと、この説明がピンと来ない方は、ぜひ小学校6年生の国語の長文問題を「これが全部英語だったら」と想像を巡らせながら読んでみて下さい。
きっと私の言った意味がわかって頂けると思います。
そして、その次の更なる発見もあったのです。
(この項、つづく)