2006年11月04日
英語の教室は、何才から???
仕事柄、英語教育についてのご質問を受ける事がとても多い。
仕事とはまったく離れた場面でさえ、英語関連の質問が驚く程多いのは
時代的な英語熱を表しているのかも知れない。
その中でも、 群を抜いてよく聞かれる話題の1つが
「英語って 何才くらいから 習い始めたらいいの?」
という類いの開始年齢に関するもの
「ウチの子、3才になったんやけど、まだ英語のクラスに連れて行くんは早いかな?」
という、のんびりさんから、
「母子手帳を頂いたので、お腹の赤ちゃんに聞かせてあげたい」
という方まで、ほんとうに皆さんの意識はさまざま。
たまに、
「英語は大切だから、そのうちさせないとと思いながら、
うかうか気付いたらもう小学校三年生になってしまって」
などという方もある。
英語教育、特に英会話の習得場所が
現在のように、 ほとんど民の世界でしか環境が整ってないに等しい限り、
英語ペラペラkidsを育てる事は、
親の考え方、家庭環境、優勢順位などの中で
我が子に与えてやるチャンスの選択肢のひとつになってしまう。
では、何才から?
という答えは、もちろんひとつではない。
ただ、明確な事実がある。
5~6才の耳の臨界を越えない頃にスタートした子供達と
小学校になってしまってからスタートした子供達とでは、
はっきり違う部分がいくつもあるという事。
そういう意味で、やはり1~2才、遅くとも3才までにレッスンを開始したお子さんと
そうでない子との違いは目を見張る違いがある。
発音、聞き取り、速読、英語でしゃべる時は英語で考える反応の確立、などなど。
どれをとってもはっきり違いが見える。
大きくなった子達が、ペラペラ同士で壁の向こうでしゃべっってても
私には英語レッスンの開始時期が何才頃なのかはっきりわかる。
文法などの理詰めで学べる部分に関しては、
何才になってからでも遅過ぎる事はない
でも、言葉の習得には
どうしてもこの時期までの子供にはかなわない!!
というポイントが存在してしまう。
でも、その年齢では 本人が広い視野で
「英語は大切だから身に付けよう」
なんていう思いを持つ事はあり得ない以上、
その習得環境は親が与えるしかない。
そう考えると、親の判断がその子の人生に与える物の大きさに
改めて身が引き締まる思いがする。
Posted by みーせん at 00:22│Comments(0)
│英語教育を語る