2018年03月14日
英会話ができる子のアタマの中

《Rootsっていうアメリカのテレビドラマがありましたが、知ってる人ってもうそんなにいないかな?》
英語がしゃべれる子供達は、入試の長文がとっても楽ちんなので
おトクだっていう話をしましたね。
それって、なぜそういうコトになってるのか、わかりますか?
それは、彼らは長文を読む時に、いちいち日本語に訳さないから。
英文を読む時に、読んだと同時に文章のアタマからそのまま意味を把握しちゃうのです。
日本語に訳して読む子は、必ず、文章の後ろから前に前にと戻りながら意味を把握しますね。
I went to Tokyo with Jim yesterday.
→私は
→(その後、一番後に跳んで)昨日
→(その後、ひとつ前のフレーズに戻って)Jimと一緒に
→(その後、ひとつ前のフレーズに戻って)東京へ
→(その後、ひとつ前の単語に戻って)行きました
というふうな感じの手順で。
英語がしゃべれる子は、文のアタマからそのまま理解するので、
わざわざそんなムダな動きをする必要がないのです。
私達が普通に日本語の文章を読んで理解するのと同じ感覚で英語の文章を理解しています。
だから、読むのが速い。
約3倍は速いと言われていますね。
読むのが速いと文章の内容を把握するのも速い。
読むのに長い時間を必要としないから、設問の内容も忘れていない。
実は聞いてみれば、そりゃぁなるほど、当たり前かぁ、って感じのお答えなんですよね。
ただ、これ、英語を日本語に訳して教えてもらった子供達は、
たとえ少しくらいしゃべれていても、なかなかこういう思考回路にはなりにくいのです。
なぜならば、こうなるには英語脳の形成が不可欠だからです。
ジェムスクールの子供達は、レッスンもすべてアメリカ人の先生達だから、
自分でなんとかしないと通じないままでは困る、という場面に日々遭遇するわけだから、
彼らのアタマの中には英語脳が形成されているからです。
Posted by みーせん at 23:43│Comments(0)
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