2020年07月23日
親子げんかに明け暮れてまで頑張らせた日々の結果に愕然とする親子の姿が見えてしまった悲しいお話

ちょっと続投ですが、旬なお話なのでお許しを〜
というコトで、日本の公教育史上初行われた小学校での英語テスト関連のお話です。
というのは、膨大な枚数のプリントの宿題をめぐる親子げんかに悩みながら英語を「勉強」している子供達の事を耳にしたからです。
ただただ、とにかくお手本の英語を見たり聞いたりして書く事が中心なのだそうで、
4才なのに中学2年生の英語が書ける!などとほめるんだとか。
いろんな英語教室があって、いろんな指導法があって良いとは思うけれど、
幼児さん時代のような「会話習得の黄金期」になぜわざわざ四技能の中で一番急がない書く力?
インプットだけ?アウトプットは??
実のところ、ツッコミどころはあり過ぎるのだけれど、
そこは敢えてここでは触れません。
でも、ひとつだけ、本当に気の毒でならないのは、
こうして育った子供達が少なからずいた小学校5年生の教室で起きた事実。
中学◯年生の英語が「書ける」とほめられていた子供達。
英語に自信を持っていただろう子供達が、
小学校教育史上初の英語テストで見せた表情はどうだったのだろう、という事。
ほんの少しのカンタンな会話に答えるだけのテストに硬直して答えられなかった経験が
自信を粉々に砕いてしまった事がかわいそうでなりません。
我が子に良かれと思って通わせていた日々の結果に愕然とし衝撃を受けた親子の姿が見えます。
費やした労力と時間、そして授業料。
英語の授業で苦労しないようにという親心。
そういう子供達が少なからずいた様子を聞いて、
私がなにより悲しいのは、その子供達が受けたショックは、まったく不必要なショックだったという事。
でも本人達がその事実に気付く前に先に傷ついてしまう事。
正しい方法で指導すれば、英語は誰でもしゃべれるようになるのです。
それなのに、こんな悲劇が起きている。
悲しくて、気の毒でなりません。