2009年08月29日
幼児期の英語教育は日本語力も促進するという経験側の話 4

良質の絵本は、言葉を育てるのにとても重要。
だから、ジェムでは絵本をたくさん読み聞かせます。
センセイ達はとっても表情豊かだから、私自身さえ、何度聞いてもいつも感心して知らず知らずのうちにお話に引き込まれてしまいます。
その中には、幼稚園や保育所で日本語で同じ絵本を読んでもらって知っている、というお話をジェムでは原書で楽しんでいるという例もたくさんあります。
そしてそのうち、子供達は同じ事を英語でも日本語でも言える、という事をオモシロがるようになるのです。
「同じ事を英語でも日本語でも言える」なんて事は、大人にとっては当たり前の事なのですが、英語で英語を理解している子供達にとっては、とても新鮮な感覚のようです。おなかがすいた時には、きちんと"I'm hungry"と英語では言っているのに、です

「りんご」を英語で言うと"apple"だ、とわかっているのに、それはそれ、長いお話や意味のまとまりのある事を言えるのがオモシロい、という事のようです。
この辺の頭の中の動きは、大人にはとっても不思議に感じられるのですが、英語で英語を学んでいる子供達にとっては、「英語は英語」のようです。だからといって決して「わかってない」ワケではありません。「英語で聞いて、英語でわかっていて、英語で返事をしている」 のです。「英語でしゃべっている時は英語で考えている」ので、それを「わざわざ日本語に置き換えて改めてもうひと手間かけて日本語で考える必要がない」のです。
幼児さんの時代は、自分の頭の中でそういう風に事が進んでいる事を日本語で詳しく説明するほどの日本語力がないので、こういう事を具体的に言ってくれる子供さんはほとんどありませんが、いろんな研究でだんだんわかってきたのですね。
英語で絵本を楽しんでいる時に、おウチでもたっぷりと日本語の絵本を浴びるように読み聞かせてあげる。
私が見てきた子供達の例では、これがひとつのキーワードのようです。
同じように英語のお話を読み聞かせてもらっていても、同時に日本語の本もたっぷり読んでもらっていない子供達の中には日本語力に加速度がついた例はあまり見た事がありません。
では、その読み聞かせについて、もう少し詳しくお話をしましょう。
《英会話のジェムスクール》
地域の皆さんに理想的な英語学習の場をご提供してきてもうすぐ30年。気付いてみたら、世界中で活躍する教え子の顔、顔、顔。2代目を連れて通ってくれている素敵な若いパパママも相当数になりました。自分の受けた英語教育が喜びだったという声に、励まされる毎日です。
Posted by みーせん at 09:00│Comments(4)
│英語教育を語る
この記事へのコメント
英語を聞く時、私の脳は、いつも、英語⇔日本語を翻訳しながら理解します。。これが本当にややこしい。。。特に歳を重ねていくにつれ、日本語訳がすんなり頭に浮かばないこともあって、その間に英語がワ~~~ッと広がって、一瞬頭の中がパニック状態=真っ白になったりします。。。ションボリ。
翻訳脳は時間もかかる上に、疲れる。無意味な翻訳ですし。
英語で言われたことは英語で理解したいけど、ついつい頭で翻訳してしまう。。。
子供のうちに翻訳癖がつかないのは最高の英会話学習環境ですね~☆
翻訳脳は時間もかかる上に、疲れる。無意味な翻訳ですし。
英語で言われたことは英語で理解したいけど、ついつい頭で翻訳してしまう。。。
子供のうちに翻訳癖がつかないのは最高の英会話学習環境ですね~☆
Posted by はやぼう☆
at 2009年08月31日 22:25

はやぼう☆さん、
英会話ができる大人の中には、そんなふうに英語⇔日本語という行程を超スピードで頭の中でしている方が結構いますね(^_^;
でも、そういう方でもある一定量の学習量を越えると、ある日突然、「英語でモノを考えていた自分」を発見する瞬間がやってきます。長い長い苦労のトンネルを抜けて、突然出口の向こう側の光が見える瞬間。みなさんとっても感動する瞬間です。この能力は、聞き取りや発音と違って、大きな苦労は伴うものの、大人になってからでも習得可能な能力です。
幼い時期に英語を身につけた子供達の共通点は、「子供は最初からそのトンネルの向こう側にいる」という事。
だから一々日本語に訳すなんて事をしようとも思いつかないのですね。
英会話ができる大人の中には、そんなふうに英語⇔日本語という行程を超スピードで頭の中でしている方が結構いますね(^_^;
でも、そういう方でもある一定量の学習量を越えると、ある日突然、「英語でモノを考えていた自分」を発見する瞬間がやってきます。長い長い苦労のトンネルを抜けて、突然出口の向こう側の光が見える瞬間。みなさんとっても感動する瞬間です。この能力は、聞き取りや発音と違って、大きな苦労は伴うものの、大人になってからでも習得可能な能力です。
幼い時期に英語を身につけた子供達の共通点は、「子供は最初からそのトンネルの向こう側にいる」という事。
だから一々日本語に訳すなんて事をしようとも思いつかないのですね。
Posted by みーせん
at 2009年08月31日 23:29

はぁ~~~~~~ほんと、私の長い長いトンネルはいつ抜けることが出来るのでしょうか・・・でも、抜けることが出来ると聞いてホッとしました☆
早く感動体験がしたい・・・英語でモノを考えて、普通に英語を口にして、「あれ?なぜ英語?」と自分で自分に突っ込みたい(笑)
子供のうちにトンネルは抜けておいて・・というか、子供はトンネルを通らないんですよね☆
ほ~んと、翻訳脳は疲れるし、無意味!!!!!
早く感動体験がしたい・・・英語でモノを考えて、普通に英語を口にして、「あれ?なぜ英語?」と自分で自分に突っ込みたい(笑)
子供のうちにトンネルは抜けておいて・・というか、子供はトンネルを通らないんですよね☆
ほ~んと、翻訳脳は疲れるし、無意味!!!!!
Posted by はやぼう☆
at 2009年09月01日 11:48

はやぼう☆さん、
大人でも、トンネルを抜けて自由自在に英語で遣り取りしている方はたくさんいますよ。でも、そのほとんどの方が努力努力の後に、ですけど。
これが苦労なしに手に入るっていうのが、ホント、ぜいたくですね。
大人でも、トンネルを抜けて自由自在に英語で遣り取りしている方はたくさんいますよ。でも、そのほとんどの方が努力努力の後に、ですけど。
これが苦労なしに手に入るっていうのが、ホント、ぜいたくですね。
Posted by みーせん at 2009年09月01日 13:21