2017年08月20日
21世紀型スキルとは?

目先の、見かけの英語力だけを追うような「商業的英語教育」を追わず、
ほんとうの意味での英語教育を追求してきた私達ジェムスクール。
学習塾の部門でも同じように、
今日の目の前の1点を追うのではなく、
いずれ自分の頭で判断して生きていく時に、勉強好きであるように、
勉強が必要な時に、それをつらいと思わず、楽しみながら自ら学ぼうとする人に育つように、
根本部分を育てる事に最大の労力と神経を注いで指導してきた。
(そして、だからこそ、結果的に成績も驚くほどのアップを実現してきた)
だからできあがってきた、この私達の学習スタイル。
勉強って楽しいんだ、って知る事で、「勉強しなさい」なんて言わないのにもっともっと勉強したくなる。
地方都市でも最高の教育を受けられる環境を創る事に邁進してきた私達が、
今、敎育界でかまびすしく言われ始めている「21世紀型スキル」を真剣に考えた時、
特にその中でもひとつのキーになるプログラミング敎育に最近まで手を出さなかったのには
クリアな理由があった。
それは、どうもプログラミング敎育=ロボット敎育、という流れが主流になってしまっている違和感。
もちろん、それもひとつなんだけれども、それはあくまでもほんの一部。
しかも、男の子達の心はつかんでも、ロボットで女の子達の心はキラキラしない。
それに、本当の意味のプログラミング敎育というのは、
いわゆる「ロボット」の形をしていないロボット達がどういう仕組みで動いているのか、
そもそもいろんな仕組みがどういう思考回路で設計されてその動きを実現しているのか、
じゃぁ、自分でも何かの仕組みを作って何かを便利にできないかという目線を持つ事、
そういう事が最重要部分であって、
決してロボットが前へ進んだ、右へ曲がった、だけではないはず。
おもしろいけれど、ね。
そこの違和感を消化できた時、
本当に霧が晴れたように思考回路がすっきりとして、
ジェムスクールとして歩くべきプログラミング敎育がクリアに見えたのでした。
昨今言われている「21世紀型スキル」の中でもトップにあげられている「問題発見能力」や「問題解決能力」、
要するに、答えのない問題を解決していく力、
それが実はプログラミング敎育で身に付く力。
だから「そもそもプログラミングを学ぶ事自体に意味がある」という考えが敎育界に定着してきて、
2020年からの正式導入が決まったわけです。
今の大人の世代にとっては、
「プログラミング」と言われると、なんだか専門的なイメージですよね。
「何かのプログラムを作るために特別な言語を使う」
「専門知識のある人だけしかわからない、難しいもの」
「理系のごく一部の人だけのもの」
といったイメージを抱く方が大多数のように思います。
でも、宮城教育大学の暗闘教授によれば、
プログラミングの能力は、
「なくても困らないけれども、あったらいろんな事が豊かに見えるもの」だそうです。
さぁ、明日はハカセランドでプログラミングの時間がある日。
子供達のイキイキした目がもう今から見えるよう。
私達も楽しくってしょうがない、この時間。
地域に必要な、最高の敎育、理想の敎育を、またこの分野ででも極めて行く自信がついた夏になりました。