2017年05月21日
BBQ2連発 一刻も早く伝えたい謝罪

《お見送りの合間に歌い踊るAlex先生とKatie先生》
ジェムスクールでは、すべてにおいて徹底して、
アメリカ人の先生達と日本人スタッフが役割分担しています。
ひとつひとつの作業について、私が指示を出す必要はまったくありません。
アメリカ人の先生達は常に表舞台に徹し、
日本人スタッフは黒子に徹する。
生徒のみなさんや保護者のみなさんと先生達が、
少しでもたくさん接してナマの英語のやりとりを楽しむチャンスを最大限にするために、
生徒さん達にとってすべての面で一番お役に立てるように、と突き詰めてプランしていくと、
ベストな答はこれだ、とみんなが同じ価値観でいるからです。
BBQのこの日も、役割分担は同じ考え方。
大勢の参加者のみなさんに少しでもたくさん楽しんで頂こう、素敵な思い出を持って帰って頂けますようにと、
事前準備から始まって、当日もみんな一生懸命がんばってくれていました。
ジェムでは、年間を通じて本当にたくさんの、さまざまなイベントをしているのですが、
その中には、こうして参加者のみなさんと食事を共にする場合も少なくありません。
そんな時、特にこういうBBQの日のような時には、
「先食べる隊」と「後から食べる隊」にチームで分かれて、
みなさんのお世話を途切れずにできるように、綿密な工夫と時間交代までプランしてから動きます。
ところが、たまたま、今回はBBQの火の準備ができた時の火の勢いが強すぎて、
日本人スタッフは火に追われながらのてんやわんやの忙しさになってしまったのでした。
その様子を目にした「先食べる隊」メンバーは、
「後から食べる隊」メンバーが熱いグリルと火に追い掛けられて手一杯になっているのを見るに見かねて、自分達も焼く応援に自然に入っていったのです。
いわば、プラン、マニュアルに盲目的に操られるのではなく、
臨機応変な絶妙な判断だったわけです。
ところが、その勢いだった瞬間の場面を直接見ていない私(保護者のみなさんの間をご挨拶してまわっていた)は、
「食べる隊」交代時間になって、まだ「先食べる隊」がひとりも、ひと口も食べてない、食べ始めてさえいない状態を知って、
思わずひと言、 余計な事を口にしてしまいました。
「あれ? 先食べる隊は、先に食べるのが仕事やのに、まだ食べてなかったん?」
ひとつには、単純にイベントの時間的流れを考えて、後の動きに支障が出るのでは?という懸念、
そして、もうひとつは、せっかく時系列にプランニングしてあるのに、その通りに動いてないの?というがっかり感。
すかさず、古参のスタッフがそうなった状況を私に伝えてくれたお陰で
私もその場にいたスタッフにはすぐに謝る事ができたのでした。
もちろん、そもそも賢い人達ばかりなので、スタッフ誰ひとりとして私の考えなしの言葉に怒った人もひとりもいなかったんだけど、
それでも、自分は言ってしまった瞬間にとっても反省したのでした。
でも、すべては大勢のみなさんが参加して楽しんでいる真っ最中のできごと。
私が吐いた言葉の事をスタッフに謝りたいのに、とても全員にごめんね、を言ってまわる時間がありません。
私は、自分の心に引っかかったまま、みんなお休みに入ってしまいました。
だれも覚えてないかもしれない程のことかもしれないんだけれど。
目の前にごちそうがあっても、
自分の事は後回しにしてがんばってくれていた人達。
そうでなくっても、実は「先食べる隊」ってものすごく気を遣うのも重々知ってるのに。
役割分担だとアタマでは理解していても、
他の人達が一生懸命動いているのを横目に食べるのって、
気ぜわしくって、喉に詰まりそうな気持ちになるくらいなのに。
決して、誰かをとがめる為に言った言葉ではなかったけれど、
たとえ状況が詳しくわかってなかったにしろ、もっと気配りのある言葉でないとダメじゃん、私❢
みんな、本当にごめんね。
そして、臨機応変な動きをありがとう❢
幸い、参加のみなさんには、
スタッフの臨機応変な動きのお陰で、
おいしく、楽しく、良い思い出をお持ち帰り頂く事ができたのでした。